HISとスカイスキャナーの共創:データドリブン・マーケティング
HISの向井氏は、スカイスキャナーとの協業による具体的な成果と今後の展望について発表しました。HISはスカイスキャナーの日本参入当初からローンチパートナーとして参画し、現在では「戦略的パートナー」として市場を共創していると説明しました。特に2024年より導入した「検索連動型広告」は予約数の加速的な伸長につながっているとのことです。

また、スカイスキャナーが保有する膨大な検索データとHISの実績を照らし合わせることで、市場トレンドと自社のズレを可視化し、ブルネイやスリランカといった潜在的な需要があるエリアの早期発見にも貢献していると語られました。今後もデジタルとリアルを融合させ、顧客にとって最適な旅行体験を追求していく方針が示されています。
2025年の振り返り:データが示す回復と変化
スカイスキャナー・ジャパン株式会社のトラベルエキスパート岡田健太郎氏からは、2025年の旅行業界の動向が発表されました。2024年と比較して、「旅行回数を増やす、または同程度を予定している」と回答した旅行者の割合が80%増加し、旅行意欲の回復が見られた年だったと説明されました。2025年の旅行トレンドを象徴するキーワードは「共有体験」であったと予測されています。

HISの向井氏は、現場でも旅行ニーズの変化を強く感じていると述べ、インバウンド需要の拡大による予約の早期化や、サグラダ・ファミリアのメインタワー完成前のスペインへの駆け込み需要など、目的地の「付加価値」を重視する傾向が高まっていることを指摘しました。また、移動の「質」へのこだわりから、プレミアムクラスの利用が増加しているとも言及されています。
航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏は、2025年を「明確なテーマを持った旅が定着した年」と総括しました。「推し旅」やスポーツ観戦など、現地でしかできない体験が広がる一方で、円安・物価高の影響を受け、セールや早期予約の活用、食事でのメリハリといった工夫が一般化していると分析しました。また、遠方へ出かける人と近場で過ごす人の旅行スタイルの二極化も進み、2025年は「量」だけでなく「質」と「選び方」が大きく変化した年であると語られました。

2026年の日本人旅行者のトレンド:「感覚」から「論理」へ。広がる新潮流「ロジタビ」
2026年に向けて日本人旅行者の価値観はさらに多様化し、「自分らしさ」を軸に旅を選ぶ傾向が強まっています。旅は移動や消費だけでなく、価値観やライフスタイルを表現する手段へと変化しており、「どこへ行くか」以上に「なぜそこを選ぶのか」が重視されています。
最新調査では、旅行予約に心理的負担を感じる人が65%にのぼり、その多くが費用面への不安を挙げています。この背景から、旅行者の意思決定は「感覚」から「論理」へとシフトしており、2人に1人が最安値などの客観的なデータを見て初めて、予約への意欲が高まると回答しました。このようにデータをもとにロジカルに旅を組み立て、納得感を重視する旅行スタイルが「ロジタビ」と表現されています。
HISの向井氏も「現場でもロジタビの広がりを感じている」とコメントし、北中米ワールドカップをきっかけに、目的が明確で熱量の高い問い合わせが増えていると語りました。鳥海氏も、価格やデータといった客観的な数字が旅に出る大きな後押しになっており、特に推し旅やイベント目的の旅行では、その重要性がより高まっていると指摘しました。
今後の取り組み・旅行業界の展望
スカイスキャナーは今後の主な方針として、以下の二つの軸を示しました。
- 多様化する旅行ニーズへの対応: 20年分のデータを基盤に、OpenAIやMicrosoftと連携し、自律的に最適な旅を提案する「エージェント型AI」の開発を進めています。同時に「公平な比較」という透明性を重視し、約1200社のパートナーと連携して旅行者と業界双方を支えています。需要の高まりを受け、航空券とホテルを一括で探せる新機能「パッケージ」も順次展開される予定です。
- サステナビリティの推進: CO₂排出量の少ないフライトや鉄道といった代替手段、EV対応のレンタカーやホテルなど、環境に配慮した選択肢を分かりやすく提示する機能が提供されています。これらの機能の利用は前年比で大きく伸びており、旅行者の意識の高まりがうかがえます。また、「すべての場所から探す」機能を通じて、知られざる目的地を可視化し、観光客の分散にも取り組んでいます。

HISの向井氏は、AIを活用し店舗とデジタルの融合を強化していると紹介しました。オンライン上の行動履歴を事前に把握し、来店時には一人ひとりに合った提案ができる体制を整えているほか、顧客データを一元化し、よりパーソナライズされた体験の提供を目指しているとのことです。岡田氏も、両社のデータが掛け合わさることで、より精度の高い顧客体験が生まれるとの期待を示しました。
鳥海氏は、環境に配慮した旅やエコツーリズムの重要性が今後さらに高まると指摘しました。ITの進化によって移動手段の選択肢が広がる中、知られざる目的地はその土地ならではの魅力をどう発信するかが鍵になると語られました。

旅行計画で知っておきたいおトクなヒント
「旅には行きたいが費用が不安」という声が多い中で、旅行をより賢く楽しむための実践的なヒントが紹介されました。
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スカイスキャナー 岡田氏: 航空券はコロナによる出張者の減少や週末需要の反動で月曜日の出発が狙い目になりやすいことや、2026年に特にお得になりやすい地域があることを挙げ、データ活用した計画の重要性を語りました。
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HIS 向井氏: 早期予約の徹底、キャンセル保険の活用、そしてパスポート取得費用の大幅な値下げを紹介し、2026年は海外に行きやすい環境が整うため、「思い立ったら早く動くこと」でお得に新しい旅に出かけることを推奨しました。
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航空・旅行アナリスト 鳥海氏: 電子渡航認証やオンライン入国手続きなど、事前準備の重要性に触れたほか、クレジットカードの複数携帯や国によっては現金の所持が必要である点、スマートフォンの活用など、海外旅行をスムーズに楽しむための基本的な備えを強調しました。また、2026年はリアルタイム翻訳機能を備えたデバイスに注目していると語られました。
「ロジタビ」を支援する新コンテンツと新機能
スカイスキャナーは、旅行者が抱える「費用の不安」を払拭し、データに基づいた賢い選択である「ロジタビ」をサポートするため、2つの新たなコンテンツと機能を公開しました。
1. 2026年に訪れるべき「最もおトクな旅行先トップ5」
膨大なフライトデータと価格トレンドを分析し、2026年にコストパフォーマンスが最も高いと予測される5つの旅行先が厳選されています。「費用は抑えたいが、どこに行けばわからない」「インスピレーションが欲しい」という旅行者に対し、データに裏打ちされた選択肢が提案されます。

2. 「最もおトクな旅行先ナビ(Cheapest Destinations Planner)」
予算を抑えながら旅行先の選択肢を広げる、スピーディーで賢い検索ツールです。ユーザーが指定した月ごとに、平均価格が安い旅行先をランキング形式で提示します。感覚ではなく数字で比較できるため、費用を懸念する多くの旅行者にとって強力なサポートツールとなるでしょう。

「最もおトクな旅行先トップ5」および「最もおトクな旅行先ナビ」は、以下のページより利用できます。
https://www.skyscanner.jp/travel-trends/cheap
グローバル旅行アプリ スカイスキャナーのご紹介
スカイスキャナーは、旅行者の様々なニーズに合わせてフライト、ホテル、レンタカーなどの旅のオプションのリサーチと予約を簡単にし、時間とお金の節約をサポートする機能を提供しています。
1. 包括的な検索機能
スカイスキャナーは、先進のテクノロジーを活用し、毎日1,000億件以上の価格データを検索して、旅行者に最適なオプションを提供します。世界中の1,200以上の航空会社、旅行代理店、ホテル、レンタカーの情報を一つのプラットフォームで検索・比較できます。
2. お得に効率よく旅行ができる便利なツール
スカイスキャナーには、旅行計画を簡単にするための便利な機能が3つ搭載されています。
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「プライスアラート」機能: 希望する旅行日程や目的地の価格を追跡し、リアルタイムで価格の変動を通知します。最もお得なタイミングで予約が可能です。
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「カレンダー/チャート表示」機能: 1か月の全ての価格を一覧で見ることができ、お得な出発日を簡単に検索できます。
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「レンタカー」機能: 受け取り場所や利用規約などのフィルターを活用して、移動に最適なレンタカーを素早く見つけられます。
3. 旅行者に優しい、公正・誠実・透明性のある価格宣言
スカイスキャナーは、旅行者を第一に考え、常に共感、正直さ、透明性を重視しています。偏りなく公平な情報を提供し、隠れた料金や、クッキーによる価格引き上げもありません。

賢くお得に旅する「ロジタビ」で、各地の魅力に触れる旅へ
「ロジタビ」の考え方を取り入れ、フライトやホテル、レンタカーをデータに基づいて賢く組み合わせることで、きっと予算を抑えながらも充実した旅が実現できるでしょう。さらに、旅先では電車やバス、自転車などの現地の移動手段を積極的に利用することで、その土地ならではの景色や人との出会いが広がるかもしれません。
例えば、「最もおトクな旅行先トップ5」に挙げられた沖縄本島や宮古島、セブ島、タムニン(グアム)、バンコクといった地域を訪れる際は、スカイスキャナーで航空券とホテル、レンタカーをお得に予約し、現地の公共交通機関も活用して移動計画を立ててみてはいかがでしょうか。きっと、訪れた先では、その土地ならではのB級グルメや隠れた観光スポット、心に残るお土産との出会いが待っているでしょう。データと知恵を駆使した「ロジタビ」で、2026年の旅行を最大限に楽しんでください。
スカイスキャナーのアプリは以下よりダウンロードできます。
https://skyscanner.app.link/


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