ヨーロッパ旅行の新トレンド:首都を越える「第二の都市」の魅力
近年、ヨーロッパを訪れる旅行者の間で、定番の主要都市だけでなく、隠れた魅力を持つ地方都市への関心が高まっています。交通比較予約プラットフォームOmioは、2026年に注目すべきヨーロッパの旅行先トップ20を発表し、この新たなトレンドを明らかにしました。
Omioの年次旅行トレンド調査「NowNext ’25」と2025年の予約データ分析によると、主要首都の人気は依然として高いものの、21%の旅行者が2026年は「第二の都市」への旅行を計画していることが判明しました。この傾向は実際の予約動向にも表れており、地方都市への予約は前年比30%増と、主要都市の15%増を大きく上回っています。
旅行者が地方都市を選ぶ理由は多岐にわたります。「価格が手頃」(51%)、「混雑が少ない」(44%)といった経済的・快適性に関する要因に加え、「独自の文化や見どころがある」(40%)、「観光地化されていない本物の体験ができる」(34%)といった、より深い体験を求める声が挙げられています。
Omioは、鉄道・バス・飛行機・フェリーをまとめて検索・予約できる総合交通プラットフォームとして、多様な移動手段を組み合わせることで、これらの魅力あふれる地方都市へのアクセスをより便利にしています。

2026年注目のヨーロッパ旅行先トップ20
Omioは、2024年と2025年の予約データ(いずれも1月1日〜12月1日)を比較分析し、急成長している旅行先トップ20を特定しました。スペインとイタリアの地方都市が多数ランクインしており、それぞれの都市が持つ独自の魅力と体験が旅行者を惹きつけています。
注目のデスティネーションをピックアップ
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サラマンカ(スペイン)+168%
黄金色の砂岩が美しい歴史的な大学街で、学生の活気と重厚な建築が調和しています。街の中心にあるマヨール広場では年間を通じて文化イベントが開催されます。マドリードから電車で約2時間のアクセスです。 -
マルベーリャ(スペイン)+159%
ビーチリゾートとして知られるマルベーリャは、シエラ・ブランカ山脈でのハイキング、注目を集めるレストランシーン、洗練されたライフスタイル体験が楽しめる通年型の魅力を持つ街です。文化フェスティバルやスポーツイベントも充実しており、マラガからバス、またはマドリードからマラガ経由でアクセスできます。 -
モノポリ(イタリア)+141%
真っ白な旧市街、青く輝く港、獲れたての海の幸が魅力の、のんびりとした時間が流れる街です。温暖な冬も特徴で、オフシーズンの隠れ家的な滞在先として人気が高まっています。バーリから電車で約30分でアクセス可能です。 -
アルベロベッロ(イタリア)+122%
世界遺産に登録された「トゥルッリ」と呼ばれる円錐形の白い屋根の家々が並ぶ、おとぎ話のような街並みが特徴です。周辺のイトリア渓谷ではブドウ畑やサイクリングコースが広がり、プーリア州の奥深い魅力を体験できます。夏の混雑を避けたい場合は春や秋がおすすめです。バーリから電車でアクセスできます。 -
マテーラ(イタリア)+89%
「洞窟住居の街」として知られるマテーラは、岩肌をくり抜いて造られた住居群「サッシ」が圧倒的な存在感を放ちます。2019年の欧州文化首都に選ばれて以来、アート展示や文化イベントが活発に行われています。バーリからバスで約1時間で訪れることができます。
これらの都市は、それぞれ異なる表情を持ちながらも、地元の文化や食、自然に触れることができる本物の体験を提供します。飛行機、電車、バスといった多様な移動手段を組み合わせることで、より効率的かつ経済的に旅を楽しむことができるでしょう。

2026年注目都市ランキング
| 順位 | 都市名 | 予約増加率(前年比) |
|---|---|---|
| 1 | サラマンカ(スペイン) | +168% |
| 2 | マルベーリャ(スペイン) | +159% |
| 3 | モノポリ(イタリア) | +141% |
| 4 | ポリニャーノ・ア・マーレ(イタリア) | +127% |
| 5 | アルベロベッロ(イタリア) | +122% |
| 6 | マテーラ(イタリア) | +89% |
| 7 | バーリ(イタリア) | +88% |
| 8 | ムルシア(スペイン) | +77% |
| 9 | サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン) | +77% |
| 10 | バリャドリード(スペイン) | +68% |
| 11 | セゴビア(スペイン) | +66% |
| 12 | レッチェ(イタリア) | +62% |
| 13 | オビエド(スペイン) | +62% |
| 14 | サンタンデール(スペイン) | +62% |
| 15 | ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ(スペイン) | +59% |
| 16 | アントワープ(ベルギー) | +58% |
| 17 | リュブリャナ(スロベニア) | +58% |
| 18 | ゲント(ベルギー) | +55% |
| 19 | ドゥブロヴニク(クロアチア) | +54% |
| 20 | アヌシー(フランス) | +53% |
OmioのB2C・サプライ担当プレジデントであるヴェロニカ・ディクワトロ氏は、「旅行者の間で、都市旅行に求めるものが変わりつつあります。『有名だから』という理由で首都を選ぶのではなく、街の個性、お財布へのやさしさ、そして地元の暮らしが感じられる場所を求める方が増えています。第二の都市には、まさにそうした魅力が詰まっています」とコメントしています。この流れは2026年も続くことが予想されます。

Omioについて
Omioグループは2012年の設立以来、世界中の旅行者に新しい旅のスタイルを提案しています。「Omio」と「Rome2Rio」の2つのプラットフォームを通じて、鉄道、バス、飛行機、フェリーといったあらゆる交通手段の検索、比較、予約をワンストップで提供するマルチモーダル旅行プラットフォームです。ヨーロッパ、米国、カナダ、東南アジア、ブラジルをカバーし、1日あたり8万枚以上のチケットを販売しています。
多様な移動手段を組み合わせて、自分だけのヨーロッパ旅行を計画してみてはいかがでしょうか。


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